このほど、中国自働車工業協会のデータによりますと、上半期の中国の自働車完成車の輸出は234万1000台で、前年同期比76.9%増加しました。自動車輸出額は464億2000万ドルで、前年同期比1.1倍に増えました。対照的に、日本自働車工業会のデータによりますと、今年上半期の日本の自働車の輸出台数は202万台で、前の年の同じ時期に比べて17%増加しました。

中国の自働車輸出は引き続き日本をリードしており、通年では追い越す見通しです。中国自動車協会の許海東・副総技師の判断によりますと、今年の中国の自動車輸出台数は400万台前後に達するということです。このままでは、日本のシェアをさらに失うことが懸念されます。日経中文網は、「2025年以降、中国自働車メーカーは米国など日本の主要輸出市場でもかなりのシェアを獲得する可能性があります。

中国連合会の崔東樹事務局長は次のように指摘しています。今年、中国の自動車輸出が急増した主な原動力は、やはり中国製品の競争力の向上と欧米市場での突破、ロシア・ウクライナ危機の下でロシア市場の国際ブランドが全面的に中国車に取って代わりました。

ブランド別に見ると、中国輸出台数トップ10は上海汽車、奇瑞汽車、長安汽車、長城汽車、吉利汽車、東風汽車、比亜迪汽車、北京汽車です。このうち、9社すべてが増加し、東風自働車だけが減少しました。上海汽車は今年上半期の国内自動車輸出のトップで、海外での販売台数は53万3000台で、去年同期より40%増加し、年間120万台に達する見通しです。上海汽車の輸出台数の大部分はMGグレンの貢献で、上半期の世界販売台数は37万台に達しました。

奇瑞グループは第2位で、上半期の海外販売台数は39万9000台でした。長安グループは上半期の海外販売台数が17万7400台で3位となり、自主ブランドの海外販売台数は11万6000台でした。最も急速に成長している自動車メーカーはbydで、前年同期比10.6倍の伸びとなりました。奇瑞自働車は1.7倍、長城自働車は0.98倍と倍増しています。

車種別では、純電気自働車がバスを上回り、輸出車種の中で最も大きな割合を占めています。前年同期と比較すると、純電気自働車、バス、乗用車、貨物車の4つの主要輸出台数は、ある程度の増加を維持しています。中でも純電気自働車の伸びは顕著で、これは新エネルギー自働車が中国の自働車輸出の主力となっていることを意味しています。​

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