フォルクスワーゲンは安徽省の電気自動車産業の立地において重要な一歩を踏み出しました。フォルクスワーゲン(安徽)部品有限公司は21日、初の高電圧バッテリーシステムを正式生産しました。このシステムは、フォルクスワーゲン安徽で生産されるMEBプラットフォームの完全電動モデルに供給されます。

フォルクスワーゲン(安徽)部品有限公司はフォルクスワーゲングループが中国で初めて100%出資するバッテリーシステム工場で、フォルクスワーゲン安徽完成車の中核サプライヤーです。敷地面積は4万5000平方メートルを超え、建設期間はわずか12ヶ月足らずで、フォルクスワーゲングループが中国で初めて電気自動車の生産に特化した合弁企業であるフォルクスワーゲン安徽の生産施設に隣接しています。

今回生産を開始したバッテリーシステムは、フォルクスワーゲン安徽がMEBプラットフォームをベースに生産している純電気自働車の重要部品で、初期生産能力は年間15万-18万本に達します。このうち、バッテリー生産に必要な部品の96%は中国本土から供給されています。このシステムの生産開始は、フォルクスワーゲングループが合肥をインターネットに接続する電気自動車のハブにするという戦略の新たなマイルストーンであり、グループの「中国で、中国のために」という戦略の重要な取り組みでもあります。

このバッテリーパックは完成車とのテストを終え、今月から本格的な量産に入りました。また、フォルクスワーゲン安徽も年末に、MEBプラットフォームをベースにした完全電動モデルの量産を開始します。

ここ数年、合肥市は新エネルギー自動車を第一位の産業とし、完成車、部品、アフターマーケットの産業構造を一体化して構築しました。フォルクスワーゲン、比亜迪、蔚来などの多くの自動車メーカーとフォルクスワーゲン部品、国軒高科などの300余りの関連企業を集め、合肥国際新エネルギー自動車ショー、中国大学生フォーミュラ大会などの自動車文化ブランドを作り上げました。

今年の10月、合肥の新エネルギー車の生産台数は58.2万台に達し、2.7倍の増加となりました。生産台数は全国で最も多く、平均で46秒に1台の新エネルギー車が出荷されています。

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