1、生ゴム:

ゴムの配合の設計の第1のステップも最も重要なステップはゴムの基材あるいは原料のゴムを選ぶことです。エンジニアリング材料の1つであるゴムは、その組成にかかわらず、いくつかの共通の基本特性を持っています。

すべてのゴムは弾力性、曲げ可能性、靭性、水や空気を透過しにくいなどの性質を持っています。これらの共通の特性に加えて、それぞれのゴムは組成の違いによって、それぞれ固有の性質を持っています。

2、硫化剤:

加硫剤の添加目的は、材料に化学反応を起こさせることでゴム分子の間に架橋(クロスリンキング)現象を起こし、ゴムの物性を変化させることです。

化学架橋の作用はゴムの材料を柔らかくて、粘性の熱可塑体を持って強靱な熱固物になって、この時温度の影響を受けて少ないです。

今までは硫黄が最も広く使われていました。その他の加硫黄剤(sulfur donor)は、二硫化チュラム類のTMTD (TUEX)のように、全てまたは局所置換元素硫黄を低硫黄または無硫黄加硫黄系に配合することもあり、製品の耐熱性を改善します。配合設計者の2番目の最も重要な仕事は、硫化システム、硫化剤、促進剤の選択です。

3、促進剤:

促進剤は添加物の硫化速度を速めることができて硫黄を加える時間を短縮します。

4、活性化剤(Activators)と遅延剤(Retarders):

活性化剤はその活性と効能を高めるために使用され、最も一般的な活性化剤は亜鉛酸素粉、ステアリン酸、酸化鉛、酸化マグネシウム、アミン(H)です。

5、老化防止剤(Antidegradants):

アンチエイジング剤は酸素、オゾン、熱、金属触媒作用と屈曲運働の影響によるゴム製品の劣化を遅らせます。そのため防老剤を添加して材料の後で製品の耐老化性を強化してその使用寿命を延長することができます。

6、加工助剤(Processing aids):

加工助剤は名前が意味するように原料を助けるのが加工作業に便利で、例えば混錬圧延、押出と成型などです。

7、充填剤(Fillers):

充填剤は材料の物性を向上させ、加工性を向上させ、コストを削減します。補強性充填剤は製品の硬度、抗張強度、定伸強度(modulus)、抗破断強度と耐摩耗性を増加することができます。一般的には炭煙や粒子状の鉱質材料が使われます。

8、可塑剤、柔軟剤と増粘剤(Tackfier):

可塑性、軟化剤と増粘剤は接着剤の混練を助けるために使われて、その粘度を変えて、材料の粘性を強めて、製品の低温の柔曲性を改善して、あるいは一部の接着剤の代わりにして物性に対して多すぎる影響があります。これらの添加物は、基本的には加工助剤や拡張剤として使われます。

9、色料

色料は炭素の煙の類ではない材料の中で使用して特定の色を提供します。一般的に使われる色は、有机系と無机系に分けられます。

無機類としては酸化鉄、酸化クロム、二酸化チタン、硫化カドミウム、セレン化カドミウム、硫化アンチモン、硫化水銀、リトポン、ミリタリーブルーなどがある。

有機色は無機色に比べてかなり高価です。しかしその使用効果は比較的よくて、色相は鮮やかで比重はとても低いです。また、有機色は無機色に比べて色の変化が多いです。

ほとんどの有机色は蒸気、光、酸またはアルカリに不安定で、時には製品の表面に移動します。

10、特殊な用途の材料:発泡剤、調味剤、接着助剤、不燃剤、防黴剤と紫外線吸収剤

特殊な用途の材料はすなわちいつも水の多数の材料の例えば発泡剤、調味剤、接着助剤、不燃剤、防黴剤と紫外線吸収剤などです。